▲タメル地区(首都カトマンドゥ)
(・∀・) 食事?行きますお。
(゜ω゜) おろ?知り合いですか?
▼日本人がもう一人加わった。
(゜∀゜) へーサランコットで会ったんですか。
日本人多いですねえ。
ということでネパール人の方を含めて4人でテーブルを囲んだ。
ダルバートは店や家庭によってかなり違う。
ここは少し良いレストランだったので豪華なダルバートで盛り付けもきれいだった。
ネパールに来てからというもの、ほぼ毎日ダルバートで、すべて手で食べてきたのでもはやスプーンで食べるのに違和感を感じるようになっていた。自分の場合は、現地スタイルに近づくことが今回の旅の目的に含まれていたので、スプーンも使わなければトイレでティッシュも使わない。英語も使うがきれいさなんて求めないし、日本語も使うし、覚えたネパリ語も使う。しかし、思ったより日本の方々は食器を使うようだった。もちろん食べる前は手を洗うし、食べ終わった後も手を洗うがそういうことではないようだ。たぶんこれは旅に対するスタンスというか、何を求めているかなどの違いによるものだと思うので良いとか悪いとかいう話ではないと思う。
▲ミントティ
タメル地区には数百のツアー会社やトレッキング会社があるが、日本人が顧客に多い会社の人は日本語が特に上手だったりする。リラさんという名前の彼はとても日本語が上手だった。彼は非常にビジネスライクな人だった。いろいろと大きな事業構想を持っているらしく、政治家のような素敵な笑みを持っていた。彼はプライベートと仕事をきっちり分ける人らしく、今(この会食)も仕事中です、と言っていた。
ネパール人、いや外国人と友達になれるのだろうか?
それは正直わからない。ガイドの彼ですら、友達とはいっても長い目で見たらどうなるのかはわからない。日本で日本人同士が友達になろうよ、と言ってなんだかんだ関係が続いたりするのは、たぶん「日本人」という同族意識が根底にあるからだろうと思う。ネパール人同士もしかり。こういう言い方をするのは非常にドライで冷たく聞こえるかもしれないが、異国でも日本でも、人と人の関係はギブ&テイクで成り立っていると自分は思っている。お互いに大小何かしらのメリットがあって初めて関係というのは続くんだろうと思う。それが海外旅行中ではとくに「ビジネス(金)」という形で表れやすいので、honest(他人につくすこと)を美徳とする日本人はこの点を割り切っていないと嫌な気分になったりトラブルに見舞われたりしてしまう。かつて友人と旅行した時に「金」を割り切っていないために友人が不快な思いをしていたが、基本的にはどこでもお金があることが前提なのだ。その上に信頼や友情というものが上乗せされていく。タダより安いものはない。
自分が日本人である限り、日本人以外の何かになることはできない。
ただ、そこの生活に近づくことはできる。