この世に「運命」というものはやっぱり存在していて、誰しもそれぞれに生まれたときから「そうなること」は決まっているんじゃないか。人生語れるほどは生きていないけど、それでもそんな風に思えることがここ数年で多くなった。自分がこうしたいという希望とは別に、「こうなるだろう」という強い流れのようなものが存在していると今でも強く感じることある。決して否定的な意味ではない。たぶんその強い流れを自分は「運命」と呼んでいるんだろう。
20代後半というのは人生のひとつの分岐点らしい。
「運命」と呼んでる大きな流れ、外圧は、時としてその人の来るべき時に明瞭な人生の分岐として現れることがある。実際自分もそうだったし、たくさんの分岐を超えた同世代をみてもそういう人は多いようだ。混沌とした人間関係に疲れていた自分の目の前に最初の分岐が現れたのはもう3年も前のことだ。分岐というのはつまり自分が変わるターニングポイントであり、人であったり、選択であったり様々だった。自分がブログを書いているのはこの歴史を書き留めておくためだったが、実際に追いつかないほど流れは速かった。
「必要なこと」っていうのは人それぞれに違っていて、それはタイミングによっても変わってくるんだろう。バックパックで世界に行くというのは一見すごいことをしているようにみえるけど、結局自分はそんな風に感じることはなかった。たまたまこのタイミングで「旅に出る」ということが必要だっただけで、決まっていた。ただそれだけなような気がする。世界に行きたいと嘆いた時期もあったけど、実際にその時になってみると夢の実現したとか達成感とかそういう感じはなくて、次の章への足がかりになるんだろうなあという表現が近いかもしれない。まあ、実際にどうなるかはリアルタイムRPGの続きを読んでいかなければ分からないけれど。
オワリはじまり (※曲に合わせて手動スクロールお願いします)
やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい
燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい
それが集まるとその人になる
実は気が合うのかもしれないし、ね?
ついでに言っちゃうと自分が変われば
まわりって驚くほど変わるよ、ね?
(インドから来たK氏との会話より、一部抜粋改変)
夕飯時 町 人いきれ
「ただいま」と「おかえり」の色
せわしない 木漏れ日 花びら
「おはよう」と「さよなら」の音
ありふれた日々が
君や僕の胸に積もって光る
やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい
燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい
山の上からの都市の眺めは最高でしたね
あの時は3人で結構いろいろな話になって
ナガルコットで初めて出会ったと思うと
その話の深さにびっくりするほどでした
やっぱり、人とのつながりの深さって
(S氏からの手紙より、一部抜粋改変)
今 動き始めたものや
もう二度と動かないもの
今 灯り出した光や
静かに消えていく光
この夜の向こうで
新しい朝が世界に降り始めている
違う国同士でも
同じ国の中でも
他人どうしでも
親友どうしでも
偏見や思い込みってどこにでもあります
でもその向こうにある世界って、案外たのしいよ
たぶんね
旅立ちの時はいつだって少し怖いけど
これも希望のかたちだってちゃんと分かってる
思い出に変わるのはきっと最後の最後さ
笑って「さよなら」を言えたらいいな
忘れてしまっていないかい
残された日々の短さ
過ぎ行く時の早さを
一生なんて一瞬さ
命を燃やしてるかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい
もうすぐ今日が終わる
もうすぐ今日が終わる
かけがえのない時間を胸に
刻み込んだかい?
このブログがここに行き着いてくれた方の何かを変えるきっかけになればいいなと思います。
楽しいことも、つらいこともありますが、何事もポジティブに向き合ってゆけたらいいですね。
すべての人に悔いのない日々を。
応援、ご愛読ありがとうございました。
FIN.