光の反射を抑えて水の透明感を出したり、光に当たった植物の色を鮮やかにするときに使われるPLフィルタ。光の加減をコントロールできるので水面の反射を防いで海の透明感をだしたり、紅葉の赤色や黄色をみずみずしく撮影することができ表現の幅がぐっと広がります。
PLフィルターは2000円程度の安物から2万円を超える高価なものまでありますが、PLフィルターって実は消耗品で、光に当たると劣化してだんだん黄色っぽくなってくる消耗品なんですよね。使用頻度によって前後しますが、メーカーによると寿命の目安は7年だそうです。
高くても安くても写真の撮り味が変わらないのなら安いものでガンガン使っていきたいですが、やっぱりある程度価格が高いほうがちゃんと撮れるなら必要経費として割くべきなのか?と迷うところです。
ということで、今回は定価5000円~2万円のkenkoのPLフィルター3種と、2000円弱のAmazon BasicのPLフィルターを同じ設定でひたすらフィルタだけ取り替えて撮影して写真を比較してみました。
4つのフィルタをひたすら同じ条件で撮り比べてみました
使用した機材・現像条件
使用した機材はフィルター、レンズ、カメラ本体です。全部使ったものをメモっておきます。
PLフィルター(4種類)
【手前】Amazonベーシック 円偏光フィルター 67mm CF02-NMC16-67
【左上】Kenko PLフィルター サーキュラーPL(W) 67mm コントラスト・反射調整用 薄枠
【中央】Kenko PLフィルター PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W) 67mm コントラスト上昇・反射除去用
【右上】Kenko PLフィルター Zeta EX サーキュラーPL 67mm コントラスト上昇・反射除去用
Amazonベーシック PLフィルター
Amazonブランドで販売しているPLフィルターです。驚きの2,000円弱(笑)コレでスペック変わらないなら気にせずガンガン使いたいですよね。口コミでは価格の割に使える!問題なし、という意見とともに、コーティング不良や解像度が悪い、AFが合いにくいといった声も聞かれましたのでその辺検証してみます。
Kenko サーキュラーPL(W)
大手フィルターメーカーkenko(ケンコー)のカタログでみるとエントリーモデル的な立ち位置のPLフィルター。定価9,180円ですが、amazonでは現在下記の価格で販売されています。ちょっとスペックが高くなった同メーカーのPROD1(下記)と大きく価格が違わないのでどれくらい違うのか疑問。反射調整用という単語も気になります。反射除去とは違うの?
レビューも少ないので、決め手に欠ける一品なのでココは逆に検証の価値アリということで今回試してみました。
Kenko PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)
定価13500円のPLフィルター。amazonでは現在下記の価格で販売されています。フィルタが薄いので広角レンズでもケラレ(写真の四隅に影が映ること)が起こりにくい、と言われてます。上記のフィルターは反射調整用、こっちのフィルタは反射除去用。どういう違いがあるのか気になります。ちなみにamazonの売価では上記のエントリーモデルフィルタと1000円の違い、1000円で変わるなら買いはこっち?
Kenko Zeta EX サーキュラーPL
定価24,300円の高級PLフィルター!とはいえamazonでは下記の価格で販売されていますので1万チョットなら、本当にいいなら使ってみたいなとか思ってしまいます。こちらは上記のPROD1と同じくコントラスト上昇、反射除去と書いてありますが、価格が倍ほど違うのでどれくらいの性能差なのか気になります。
marumiのレンズプロテクター(PLフィルターなし条件用)
フィルターなし(通常撮影)の場合はmarumiのレンズプロテクター(型番不明)を使用しています。このmarumiの大手家電量販店で購入したmarumiのプロテクターですが、型番不明だったのでkenkoのPROD1プロテクターと撮り味の比較したものをのっけておきます。
kenkoにくらべて若干暗い?と思いますがめちゃめちゃくらいとか赤いとかではないので、今回の撮影上は問題なさそうなのでこのまま使用しました。
撮影用レンズ・カメラ本体
レンズ
使用したのは下記の3つのレンズ。
- Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G フルサイズ対応
- TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ニコン用 フルサイズ対応 A17NII
- TAMRON 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO ニコン用 APS-C専用
カメラ本体
ASP-C専用機でありながら軽量&スペックコスパの良いエントリー機Nikon デジタル一眼レフカメラ D5300で撮影してます。
撮影ルールとRAWデータの現像
撮影設定(カメラの設定)
撮影はマニュアル撮影にし、設定を変えずにフィルターだけ変えて、なるべく同じ写真になるように撮影しました。すべてRAW撮影です。
PLフィルタの角度
PLフィルターのフィルター面の角度については、フィルタについている●や▲の印をもとに天に対して0°、45°、90°で撮影。ただ、フィルタによって効果が出る角度が違うようだったので、状況に応じて22.5°でも撮影したりしました。フィルターごとに効果の出る位置が違うということがわかったので、検証結果の写真の比較には同じような効果が出ている写真を並べています。(ex.一番色が鮮やかなもの)
RAW画像の現像
現像は、撮影したRAW画像をD5300内で同設定でRAW現像しています。現像にはビビットなどの特殊効果は入れてません。(ホワイトバランスはオートです。)
【撮影比較】写真でみる4種類のPLフィルターの違い
物は試し!ということでとにかく違いについてはひたすら同じ条件で撮ったものを比較するというアナログなやり方でやってみました。同じ場所で同じ写真をひたすら取り続けるとかトリッキーですがww一番わかり易いかなと思います。
室内での間接日光の反射
晴れた日の午前中、明るい光がカーテン越しに差し込む中で撮影しました。
レンズはNikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G フルサイズ対応です。
撮影条件は露出時間1/400、絞り値f10、ISO6400。
【写真は上から】
- プロテクター(marumi)
- Amazonベーシック
- Kenko:サーキュラーPL(W)
- Kenko:PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)
- Kenko:Zeta EX サーキュラーPL
どのPLフィルターも写真とCDケースの光反射をよく抑えています。特に写真の反射部分はどれもきちんと抑えられていて、きれいな青空がみえています。
画質の面でいくと、価格が高い(Zeta)ほど青色がくっきり鮮やかに表現できています。PROD1もZetaほどではありませんが、きれいな青色が表現できていると思います。kenkoのサーキュラーPL(W)はやや青みがくすんでおり画面もPROD1より暗い印象です。そしてAmazonのPLフィルターはそのサーキュラーPL(W)より暗く写っていて他と比べると少しくすんだように見えます。
まとめ
- 光の反射低減:どれもほぼ同じ
- 色調の強調:価格が高いほどきれいに出る
川面の光反射
晴れた日の昼過ぎ、影になった川面に光が反射していたので撮影しました。
レンズはTAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ニコン用 フルサイズ対応 A17NIIの85mmズームで撮影しました。
撮影条件は露出時間1/100、絞り値f5.6、ISO250。
【写真は上から】
- プロテクター(marumi)
- Amazonベーシック
- Kenko:サーキュラーPL(W)
- Kenko:PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)
- Kenko:Zeta EX サーキュラーPL
光が反射した水面はどのPLフィルターもきっちり抑えてくれています。ただ違うのは画面の暗さには違いがありました。水の色が一番暗く写っているのはkenkoのサーキュラーPL(W)、次にkenkoのPROD1でした。AmazonのPLフィルターは川底が比較的明るく写って見やすい写真でした。kenkoのZetaはさすが高級PLフィルター、反射を抑えつつ全体にあかるい写真が撮れました。
まとめ
- 水面の反射カット:どれもほぼ同じ
- 画面の明るさ:kenkoのサーキュラーPL(W)が最も暗くZetaが一番明るい。amazonは2番めに明るい。
ダムの水面と山(広角16mm)
晴れた日の昼過ぎ、ダムの水面と山を撮影してみました。光が当たってる部分、影の部分、空と一通りのアイテムが揃っています。(紅葉の時期はチョット過ぎてたので色が少なめw)
レンズはTAMRON 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO ニコン用 APS-C専用の16mmの超広角モードで撮影しました。
撮影条件は露出時間1/160、絞り値f7.1、ISO200。(ただしPLなしは明るすぎたので絞り値f10で撮影したものです)
【写真は上から】
- プロテクター(marumi)
- Amazonベーシック
- Kenko:サーキュラーPL(W)
- Kenko:PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)
- Kenko:Zeta EX サーキュラーPL
PLフィルターなしよりは1段以上暗くなるので色調がはっきりしていますが、AmazonのPLフィルターは色の強調がやや弱い結果になりました。kenkoのサーキュラーPL(W)とPROD1はどちらも絞り2段ほど色調が暗くなっていますが、その分色が濃く発色されています。一番高いPLフィルターZetaは明るいままに色だけ強調出来ています。
あとkenkoのサーキュラーPL(W)は暗くなりすぎたせいか、右の空の青色がより濃くでています。
まとめ
- 色の強調:価格が高いほど明るく鮮やかに出る。ただしAmazonBasicは強調が弱いが明るめ
- 画面の明るさ:kenkoのサーキュラーPL(W)が最も暗くZetaが一番明るい。amazonは2番めに明るい。
道路と紅葉(望遠300mm)
晴れた日の昼過ぎ、超望遠で奥行きのある風景を撮影してみました。手前の影になっている電柱、奥の光が当たってるイチョウや葉の色を比べました。
レンズはTAMRON 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO ニコン用 APS-C専用の最大望遠300mmで撮影。DX機専用レンズなのでフルサイズだと200mm相当になるのかな?
撮影条件は露出時間1/125、絞り値f6.3、ISO640。
【写真は上から】
- プロテクター(marumi)
- Amazonベーシック
- Kenko:サーキュラーPL(W)
- Kenko:PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)
- Kenko:Zeta EX サーキュラーPL
コレは正直違いがはっきりでませんでした。道路の向こうにやや黄色の木々があったので撮ったのですが、Zetaが色強調されてるかな?くらいの微妙な感じでした。
まとめ
- シーンによっては差がよくわからないこともある。
日当の赤い葉(望遠300mmでズーム)
晴れた日の昼、直射日光に当たる赤いナンテンの葉を撮影してみました。葉から1mのところから望遠300mmで撮影したので、背景がボケています。
レンズはTAMRON 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO ニコン用 APS-C専用の最大望遠300mmで撮影。DX機専用レンズなのでフルサイズだと200mm相当になるのかな?
撮影条件は露出時間1/160、絞り値f7.1、ISO200。
【写真は上から】
- プロテクター(marumi)
- Amazonベーシック
- Kenko:サーキュラーPL(W)
- Kenko:PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)
- Kenko:Zeta EX サーキュラーPL
画面が一番暗いのはkenkoのサーキュラーPL(W)で、次がPROD1、Amazonとこれまでの屋外撮影の結果と同じでしたが、なんとなく背景のボケが荒い気がするのがAmazon Basicでした。kenkoのPLフィルタはどれもボケが自然な気がします。
一番明るくてきれいに発色できたのはやっぱりZetaでした。
まとめ
- 色の強調と明るさのバランス:Zetaが一番良い
- ボケの綺麗さ:amazonはやや解像度が落ちるのか、ボケが滑らかではない。
【使用感比較】各フィルタの作業性の違い
撮り味以外に、作業性も重要。ということで、皆さんの口コミと私が使ってみた感想をまとめました。
Amazonベーシック 円偏光フィルター
【厚み】
フィルタの厚みが7mm、回す部分だけで5mmと厚いです。私が使ったASP-C専用16mm(35mm換算:24mm)では角に影が出ることはありませんでした。kenkoのフィルタよりも明らかに厚いのでさらに広角なレンズを使う場合はケラレが出るかもしれません。
【フィルターの回しやすさ】
回す部分には端に軽いギザギザが付いています。回す部分は軽くまわるので回しやすい反面固定力は落ちます。あと▲や●の印がついていないので、位置を決めたいときはフィルタ面のフレームにあるくぼみ部分を指標にして動かしてました。
【取り外し】
レンズと接するリングにもギザギザが付いています。特に問題なく出来ました。
【AF(オートフォーカス)】
望遠ズームで合わないときがあります(口コミでも言われていました)。望遠ズームでさらに小さいものにピントを合わせたい時、立体的で焦点が合わせにくいときに起こりました。今回も赤い葉撮影時に起きました。MF(マニュアルでフォーカス合わせしました)。
Kenko サーキュラーPL(W)
【厚み】
フィルタの厚みは5mm程度、回す部分が3mm程度です。厚くもなく薄くもなくと言った印象です。プロテクターくらい。ASP-C専用16mm(35mm換算:24mm)では角に影はでませんでした。
【フィルターの回しやすさ】
回す部分には端に軽いギザギザがついています。回す部分は特に固くもなく軽くもなくで、固定したい場所にとどまってくれる感じでした。フレームに▲印があるので位置を決めたいときはコレを目安にできます。
【取り外し】
レンズと接するリングにもギザギザが付いています。手で持ちやすいので特に問題なく出来ました。
【AF(オートフォーカス)】
望遠ズームで合わないときがあります。望遠ズームでさらに小さいものにピントを合わせたい時、立体的で焦点が合わせにくいときに起こりやすいですが、普通通りピントが合うこともあります。今回はAFのみでピント合わせできました。
Kenko PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)
【厚み】
フィルタの厚みは5mm程度、回す部分が3mm程度でサーキュラーPL(W)と同じです。ASP-C専用16mm(35mm換算:24mm)では角に影はでませんでした。広角なレンズを使う場合はチョット気にした方がいいかもしれません。
【フィルターの回しやすさ】
回す部分には端に軽いギザギザがついています。回す部分はちょっと固めですが回すのに問題は感じませんでした。位置の固定も問題なく出来ます。●印があるので位置を決めたいときはコレを目安にできます。
【取り外し】
レンズと接するリングにもギザギザが付いていますが、薄いのとネジが固めなので非常に取りにくいです。かなりゆるゆるな状態で使えば問題なく撮れますが、フィルターを回した時にズレないようにちょっと締めると取れなくなり焦りました。(何とか取れた)
どうもレンズと接続するリングの径が僅かに小さいらしく、Zeta(下)と比べると本当にコンマ何ミリですが小さくなっています。そのせいでギザギザの山部分がつかめず、うまく回せないので取れにくい現象が起きるようです。
また同じ厚みのサーキュラーPL(W)と比べてもほんとに僅かですが、回すリングとレンズに固定するリングの段差が少なくなっています。この辺が取りにくくなる原因なのかなとも思います。
【AF(オートフォーカス)】
望遠ズームでも問題なくフォーカスが合いました。
Kenko Zeta EX サーキュラーPL
【厚み】
フィルタの厚みは3mm程度でサーキュラーPL(W)と同じです。回す部分は約1.5mm。ASP-C専用16mm(35mm換算:24mm)では角に影はでませんでした。口コミやメーカーのサンプル画像を見ると結構広角なレンズを使っているので、16mm以上に広角なレンズを使うときはZetaがいいかも。
【フィルターの回しやすさ】
回す部分には端に軽いギザギザがついていますが、なにせフィルター自体が薄いので回しにくいです。位置の固定も問題なく出来ます。●印があるので位置を決めたいときはコレを目安にできます。
【取り外し】
レンズと接するリングにもギザギザが付いています。フィルター自体が薄いので持ちにくいいかなと思いましたが、問題なく取れました。PROD1に比べるとコンマ何ミリか径が大きいため外しやすいようです。(PROD1が僅かに小さい。PROD1参照)
【AF(オートフォーカス)】
望遠ズームでも問題なくフォーカスが合いました。
【総評】このフィルターはこんな方におすすめ!まとめ
長文お疲れ様でした。
私なりに4種類のフィルターを試してみて、それぞれに長所短所があるなと思いました。フィルターの総評をまとめながらこんな人にオススメというのを私なりにまとめて終わりたいと思います。
まず手軽に試したい時はAmazonベーシック
AmazonBasicのPLフィルター、いいですよ。価格も安いし、とにかく撮って撮って撮りまくって遊びたい人にはおすすめです。
オススメなのはこんな方
- 一眼始めたばかり、とにかくいろいろ撮ってみたい
- ブログにイメージとして載せる写真が撮りたい(ハンドメイド、アウトドアブログなど)
- 安価なPLフィルターを試したい方
オススメしなのはこんな方
- 望遠ズームで背景ボケをきれいに撮らない方
- 小さなものに焦点を合わせたい時(MFで撮るならOK)
Kenko サーキュラーPL(W)は中途半端でオススメ点なし
ごめんなさい、サーキュラーPL(W)はいまいちオススメどころがわかりませんでした。たしかにPLフィルターとしては無難なのですが、AmazonBasicより若干背景ボケがきれい?というくらいで中途半端な感じでした。
一応、kenkoよりフィルタフレームにメモリがついている「サーキュラーPL(W)ヴァーニア」が発売されているので位置をピタッと固定させて使いたい場合はそういうのもあります。(ちょっと高いけど)
そこそこの価格で本格写真はKenko PLフィルター PRO1D
一番無難な撮り味です。正直めちゃめちゃ効果がある!ほどには感じられませんでしたが、被写体や。明るいレンズや光量が強い被写体ならきれいに撮れます。メーカーページにこのフィルタを使って撮った作品が掲載されていますのでご参考までに!ただ取り外しにくいという難点がありますので高価なレンズをお使いの方はご注意ください。
また、デジタル一眼ではファインダーを覗いた時にフィルター効果の差が分かりにくいです。カメラのRAWデータがちょっと濃く出る傾向がある気がします(暗めに映るから?)。現像すると思ったより明るかったですね。
オススメなのはこんな方
- そこそこの価格できれいな画質の写真が撮りたい方
オススメしなのはこんな方
- 高価なレンズをお持ちの方(外れなくなるとまず人)
- 暗めのレンズをお持ちの方
- PLフィルターの効果をファインダーできちんと確認したい方
暗めのレンズ、風景や望遠ズームならKenkoのZeta
明るさが落ちにくく、表現も優しい自然な感じで色強調ができます。薄いので超広角レンズでも大丈夫。カメラ上級者も使っているようです。メーカーページにこのフィルタを使って撮った作品が掲載されていますのでご参考までに!
また、デジタル一眼ではファインダーを覗いた時にフィルター効果がわかりやすく、安心して撮影ができます。明るいフィルターなので、暗くて潰れることを心配しなくてもいいのは楽です。(私の場合、暗めのレンズTamron 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3専用にしました)
これは私の撮影スキルもあると思いますが、明るすぎてうまく光をコントロール出来ませんでした。測光モードはマルチパターン(全体から露光を判定する)ではなくスポット測光モードにし、AEロックなどで決めた測光のまま固定して撮影したほうが光をコントロールできそうです。
オススメなのはこんな方
- 暗いレンズで明るく色強調したい方
- 超広角で風景を撮りたい方
- 自然な感じで偏光調整、色調整をしたい方
- AFを使いたい方
オススメしなのはこんな方
- 予算が限られてる方
- フィルターが回しやすいものがいい方