自転車乗りながら写真取ったり、長期の海外旅行に行くときのレンズってどうしてますか?
もちろん単焦点をいろいろと入れ替えたりできれば一番いいんですけど、どうしても荷物が多くなるので悩むところですよね。
私はTamronの16-300mmを気に入って使っているので、そのレビューを書いてみたいと思います。
特に自転車レースでどんな風に撮れるのか、晴れの屋外撮影をしてきました。
ちょっと重いけど結局Tamron16-300mmを選んでしまう理由
旅に出るとき、カメラのレンズ選びって本当に悩むんですよ。特に自転車ツーリングだと重さの制約もあるし、ここで撮影したいけど汚れたりホコリが入りそうでレンズ交換が難しい状況もたくさんあります。
結局私はTamron16-300mmを使っています。ASP-C専用レンズですが、18mmじゃなくて16mmの広角、300mmまでの望遠を1本で賄えるというのがめちゃくちゃ助かります。重さの部分、ズームするので画面が暗くなりがちという部分を妥協していますが、それでもこのレンズはいつも選択肢に入ります。
実際に自転車レースをTamron16-300mmで撮影してきた
疾走する自転車を臨場感ある感じで複数カット撮りたいなあと思ったので、いろんな画角がとれる広角とズームの幅が広いタムロンのTamron 16-300mmズーム1本で行ってきました。
場所は加須(かぞ)の河川敷。天気はピーカンの快晴。死ぬほど暑い日でした。
タイムトライアル(TT)の大会なので、とりあえず直線をひた走る感じ。
この日は猛暑日。酷暑の中、疾走する自転車の臨場感を撮るのが今回のテーマです。
撮影ポイントはゴール手前200m。目指すカットは3種類。
①遠くの方から近づいてくる感じを望遠でとらえた遠近感のあるカット
②最後の追い込みスプリントの疾走感をとらえたカット
③望遠でゴールを手前に引きよせたゴールシーン
実写
レースは一瞬なので、ズーム伸ばして縮めて伸ばす、を瞬時にやって撮影。
手前を通りすぎるときは時速35~40km/hのスピードで駆け抜けるのですばやい操作が必要です。
コースは1本道を往復するコースで、スタートとゴールが一緒です。なのでまずはスタート地点に移動してスタートシーンを1~2カット、10分くらいで帰ってくるのでその間にゴールシーンの撮影ポイントに移動して3カット。
緊張気味のN野さんです。ばっちり撮りますゆえ。
プログラムオート、連写ありで撮影していますが、足の踏み込み位置まで気を使っている余裕がない。
チームメンバーが何回か通るので何回かトライ。スタート地点とゴール撮影地点を行ったり来たりして撮影する側もカットに合わせて動かなきゃいけないので忙しい。
立ち位置や被写体の位置でもイメージしてた写真をずれてしまいますが、一人でいろいろ撮ったにしては、思ったよりイメージに近いカットが撮れたかなと思います。今回は被写体の足の位置とか姿勢など細かいところ、色調の調節まで気にできなかったので、この辺をもっとコントロールできるようにしないといけないです。
タムロンの利点、気になる点
利点は、何と言っても画角の多彩さですね。すばやく動くモノを一人で動いてこれだけ撮れるのは、レンズ交換なしでこれだけの倍率の変化を作り出せる16-300mmの画角のおかげです。
その他、3つほど気になることがありました。
1つ目は、写真の四隅が暗くなること。特に広角のときによく写ります。
四隅が暗くなる感じ。これはこれで味があるんだけど(笑)
2つ目は望遠時がやっぱり暗いということ。それから3つ目は、赤と青が強めに出る傾向があること。
でもこれは光の向きで解決できるかも。
こちらは順光で撮影。渋い感じが味といえば味(笑)
こちらは逆光で撮影。こっちは普通の色合いなので、光の向きをコントロール出来ればカバーできる問題かもしれません。練習してみます。
あとこれも技術でカバーできるかもしれませんが、ズームと広角をすばやく変えると写真の明るさの調整が追いつかず写真によって明るさが変わってしまうことが気になりました。
やっぱりタムロンTamron 16-300mmはおすすめ
NikonとTamronの種類持ってますが、自転車レースではいろんな種類のカットや引き寄せたいシーンなどがあるのでやっぱりTamronばっかり選んじゃいます。また、ほかのレンズに浮気しようにしてもこれ以上の画角をカバーできるレンズがないのでやっぱりこのTamron16-300mmを選んじゃいます。
明るめな写真を撮りたい場合は向かないかもしれませんが、多彩な写真を1本で撮りたい時には断然お勧めです。持ち歩くときもカメラ本体込みで1kg程度なので、何とかなってます。 あとは撮影スキル次第!いろんな取り方ができるように練習あるのみです。