\ニューデリーまでただ歩いてるだけ/
(゜Д゜)オキニナサラズ
インドでは特に誰かと交流するつもりはなかった。
夜遅いし、店の人はさておき、その辺に歩いてる人とこんな夜に話すこともなかった。
…というか、直感的にあやしい。
´ω`)))ススス…
しかし、その男は勝手に私の地図を取り上げ案内を始めた。
|ω゜)
<ニューデリーの駅はあっちだね、いこう。
|ω`)
<えーっと今ここだね。
|`Д´)つ ちょっとまて!
一体何が目的かはっきりさせなくてはいけない。
街ゆく人がニューデリーの駅の方向を「この道まっすぐ」とか言って教えてくれるならまだしも、「ニューデリーの駅まで一緒に行ってあげるよ」、なんていうセリフを言うこと自体がまず怪しい。タダほど安いものはないし、案内を頼んだ覚えもない。チップ目当てか?
<僕は旅人を案内するのが好きなんだ。
オフィスもこの近くだしね。
|゜ω゜) フーム。
ススス
|ω`))… いやまだ何か引っかかる。
ニューデリーであわよくばご飯を食べようと思っていたけど、非常にめんどくさいことになってしまったのでさっさと駅まで行って解散にしよう。なんだかんだひっついて離れない。
<君は日本で何をしてるんだい?
|ω`) …魔導師。今は転職の合間ですお。
<デリーは観光?
|ω`) …乗換、トランジット。夜には出発するからもう帰るとこ。
そういうあんたは何をやってるの?
<僕はこのへんでマッサージの会社をやってるんだよ。
×*●@(聞き取れない)★%#sex+%$○…
|ω゜)!
|ω゜) (…なんだあの一瞬垣間見えた単語は)
|ω`) ってことは会社のオーナーさん?
<いやマッサージ師だよ。
君なら僕のオフィスに来てくれたらただでマッサージしてあげるよ。
+
Ш モ
\S /
ジャカシイわー(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;’.・ゴブッ!!!
※実際には殴っていません。
エロおやじでした。
飛行機のおやじといい、インドはエロおやじだらけだった。
日本にいたときから痴漢にあった時の3カ条というのを勝手に考えていたが、まさかインドで使うことになるとは。
1.壁側に立たない。
\Keep LEFT! /
(;`Д´)-σ ” お前が壁側ッ
2.悲鳴を上げない。(高い声は逆に興奮させそう)
\チッ、ヤッチマッタ/
(,,゚Д゚)、ペッ
3.意思ははっきり示す
NEVER touch me!
\KEEP distance!/
(# ゚д゚)ヴォケが!!
ともかくこれ以上面倒なことにならないように、元に道に復帰するまではNEVER touch me! KEEP distance!を言い続けた。意外とこっちの剣幕にやられたらしくて、OKOK、もう二度と触らないし近づかないから。と言っていたので自分は案外運がいいなと思った。
|`ω´)-3 どーもありがとですお。こっからは一人で戻りますお!じゃーな!
<あ、もう二度と触らないっていたけど、今握手してさわっちゃった…
|´ω`) 握手くらい許してやるお。じゃーの。
男は手を振りながら闇に消えていった。
なんだったんだ?悪人なのかなんなんだかよくわからん。
しばらく来た道を戻っていたら、さっきの男が再び遠くに見えた。
手を振っている。意味がわからない…
アッチイケ
( ´ω`)ノシ シッシッ
のどが渇いたので、通りのケンタでセットを頼んだ。
ミントスプライト。日本にはないよね?うます。
チキンもなんかちょっと味が違う。
やっと空港に着。
時間的には全然余裕なんだけど、スリリングだったわ。
入国カード書いて入国審査。
さすがに手続きも慣れてきた。
疲れた疲れた。
ソーラーマンタラでもまわして遊ぶか。
わーい。
わーい
わーい…
さようなら。
さようなら、今度こそね。