「勝ち」の状態でいることの大切さ

東京ヒルクライム 檜原ステージに行ってきました。
結果は自己ベスト20分更新、年代別ですが2位を頂きました。

最近少々思うところがあって、今回のレースでは2つの課題を設定していました。順位やタイムの更新はその結果だったのかもしれません。ただ、仮にこの課題をクリアしないで今回の結果をもらってもあまり意味がなかったと思います。

今日はちょっと真面目な話をしようと思います。
自分にとっては画期的な大発見なのですが、もしかすると世の中の皆さんの大半は普通にやっていて、何を分かりきったことを!と思うかもしれません。でもたぶんいると思うんですよ、私以外にも。

「負け癖」のある人

目次

仕事と趣味はつながっている

仕事は仕事、趣味は趣味。
これはきっちり分けたほうがいい。

これはよく聞く言葉です。が、たぶんこれ、「勝ち癖」のある人が考える仕事と趣味の関係だと思います。むしろ私みたいに「負け癖」のある人間は仕事も趣味も同列に考えたほうがいい。これが今回のレースで行きついた結論です。

どういうことなのか?
たとえば想像してみてください。

①前向きにバリバリ仕事ができる人が、趣味のレースでもよい成績を出している。
②前向きにバリバリ仕事ができる人が、趣味のレースで全然結果が出せない。
③仕事がうまくいかない人が、趣味のレースで良い成績を出している。
④仕事がうまくいかない人が、趣味のレースで全然結果が出せない。

表面的にはどれもあり得ますが、ちょっと考えてみましょう。

①は普通に違和感なく理解できますね。なぜか?その人の物事に対する「姿勢」の方向が一緒だからです。では、②について。これも十分あり得ます。レースはたくさんの人が競い合うので結果が出ないことは当然です。しかし、“結果”というのを具体的な順位などではなく、自分のベスト・課題のクリアだとしたときどうでしょう?仕事に対する「姿勢」を考えると③の人は、表面的には負けましたが自分で立てた課題をクリアできたかどうかを明日につなげられる作業をしていそうな気がします。

では③と④は?
仕事がうまくいかない理由はいろいろあるので一概には言えませんが、もしこの人が“逃げ”ることで仕事がうまくいっていないとしたら、仕事では最後のひと踏ん張りが出せないのに趣味のレースで最後のひと踏ん張りが出せるんでしょうか?仕事が嫌いでいやいややっている人を除けば、考えにくいパターンだと思います。③のパターンの人で、自分で設定した課題をクリアし、最後まで力を出し切って結果も出す。そんなことできるんだったら、きっと仕事ももう少しうまくいくはずだと思っています。だから仕事がうまくいかない人はレースでも大半④のパターンだと思っています。まあ入賞は無理だししょうがないか、もういいやこれくらいでと言い訳して出し切らなかった、ってことあると思いません?


勝ち、とは一体何なのか?

よく「追い込める」人って話あると思いますが、正直追い込むってなんだろうと思ってました。
頭では全力を出し切るという意味だと理解していますが、実際には何事も余力が残ってしまっていて、どうやったら全力を出し切れるのか分からない、という感じでした。

全力の出し切り方が分からない。
これが“逃げ”ている状態であり、「負け癖」に当たります。

自分も「負け癖」が染みついているので備忘録も兼ねて書いておきますと、まず“逃げ”ている時、本人は逃げている意識はありません。“頑張って”います。でも実はどこか逃げている。そして逃げていることに気づいていない。これに気づくためには、自分自身に一度勝たなくてはいけません。ちなみに、こんなこと書けるのは、今回やってみて初めて自分に“勝った”から気づいたことです。

本当の「勝ち」というのは他人に勝つことではなく、自分に勝つことなんですね。
まずそれができて初めて、他人との勝負の土俵に立てる。そしてそこで初めて数値としての具体的な勝利に絡むことができる。そういうカラクリになってたわけです。

敵は自分

敵は自分なんです。一番厄介です。
目の前を走る他人さえ、自分自身なんです。あなたはあの自分を越えられるのか?

具体的な話をします。今回設定した2つの課題を紹介します。
1)設定地点まで、集団と一緒に走る。置いてかれない、独りで走らない。
2)あきらめない

まず1)は自分が苦手なことです。他人のペースに合わせて動くのは非常に疲れるので、いつも「まあ独りでいいや」となります。この「まあ独りでいいや(他人に合わせなくていいや)」と戦うのが1)の課題です。

2)は漠然としてますが、途中でもういいや、とならないことです。これは正直漠然としていましたが、レースの中で具体的な目標に組み立てました。

勝って終わる大切さ

私がそうだったんで実体験として思っているんですが、どこか負けた状態(勝っても気持ちが後ろ向きだった時もそう)で終わったときって恐怖が大きくなってくんですよね。

なんで、具体的な順位が勝った状態で終わるのも大切ですし、それ以上に自分がやりきったって思ってる状態=勝った状態で終わるのってすごく大切だなって思うのです。

まあコレくらいしょうがない、ここまでやったしまあいいや、というのを貯めずに後一歩踏み出して次の勇気ややる気に繋げられるように趣味も仕事もしたいなと思います。 

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この記事を書いた人

千葉・南房総在住/2児のカーチャンやってます。Web関係・カメラ関係のお仕事している在宅ワーカー。ブログは趣味の延長ですが、仕事の備忘録にも使っています)。元ロードバイク乗り(愛車:MBK750RD)

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