2012年はどんな年でしたか?
私の場合、起承転結でいえば承に差し掛かったあたりかなと思ってます。札幌から東京に移り住み、ネットでたくさんの人に応援してもらえるようになり、実際に会って一緒に走るようになったり、旅先であった人と一緒にツーリングに行ったり、マラソンしたり。世界が点から面へ世界が広がったように思います。
自転車に乗って人生は変わるのか、という話をちらほら聞きますが、私は変わるような気がします。
バックパックで海外旅行するのと一緒で、自転車に乗ることが人生を変える絶対条件じゃないけど、少なくとも自転車乗って良かったなって思う人は世界観から変わったなあと感じてる人多いんじゃないでしょうか。
1年間乗ってみて思うことは、老若男女の垣根を超えて楽しめるもの、つながりをもてるもの、それが自転車だと思います。他の競技に比べて身体差、男女差が出にくく、かつそれぞれの得意分野で勝てる可能性がある。競う傍で、疲れたら楽しく景色を楽しみながら走ることもでき、最後にはみんなで協力してゴールを目指すことも忘れない。そんな風に自転車に乗って休日を過ごしたり、今まで知らなかった人と関わったりすることで、忙しい日常で無意識に押し殺してしまいがちな素直な感情を忘れずに持っていられる。そんな気がします。
自転車がブームが加速して、安価なフレームが溢れ、マナーをきちんと抑えないまま路上に飛び出した新米ローディーが交通トラブルを起こす。そんなことがこれからも増えていくかもしれません。でもそんな反面、自転車マナーや楽しさを伝える活動をCMで見かけるようになったり、自転車保険が充実してきたりと、社会も自転車と向き合い始めたんだなと実感できた年でもありました。
大晦日を元気に迎えられて嬉しいと思えるのも、自転車乗りになって良かったことの一つです。われわれ自転車乗りの使命はただ一つ『誰も怪我せず、誰にも怪我させず、みんな元気に来年の年も越すこと』です。私はそれが、自転車マナーの向上につながると信じてます。
みなさま、今年も大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください(´ω´ω`)ノシ
そして来年もどこかでお出会いましょう!
【総走行距離】
2011年9月〜12月: 約1500km
2012年3月〜12月: 約4000km