ツール・ド・フランスの季節ですね。私のツール・ド・出産もファイナルに近づいています。
ってことで、ちょっと前から書きたかった生命の誕生を備忘録も兼ねてロードレース風マンガにしました。
んー生命の誕生って生まれる前から戦い(レース)ですね。
※チャリンコに関係あったりなかったりな、出産マンガ「ツール・ド・出産」をお送りしております。
数億の精子が一つのゴール(卵子)を目指していくことはすでにご存知かと思います。精子にもアシストとエースがいるし、落車あり、リタイアありな世界なので、そんな話を聞くともうロードレースしか浮かばなくなります。
ちょうどツールの季節だし!
ちなみにラストのゴールゲートが倒れる元ネタは、ツール・ド・フランス2016の第7ステージです。
【参考】空気で膨らむゲートが崩落、選手が衝突するアクシデント ツール・ド・フランス
ちなみに余談ですが、
スタートからゴールまで大体130~170mm程度、精子の進むスピードは35~50μm/sだそうです。
なんか数字がツールに似ているよwwww
♂遺伝子は短期決戦向き、♀遺伝子は持久戦向き
精子と卵子は2つで1つのニンゲンになるので、それぞれ1個ずつ含まれています。 理科でやったよね!
精子の遺伝子のうち、Y染色体はX染色体より短いのでちょっと軽いんですね。なので、同じパワーで進んだ時に、X染色体より早く動けるということです。
精子の寿命は2~3日、卵子の寿命は1日。
そのうち、卵子のやる気がある時間(受精可能時間)は5~6時間と言われています。
なので、ちょうど精子が到達した頃に卵子が登場すると、先に到着していた♂精子(Y)が有利になるわけですね。逆に待ち時間が長いと、♂精子(Y)が先に電池切れになりスタミナを温存していた♀精子(X)の方が有利になるわけですね。
排卵のタイミングは基礎体温を図っていてもドンピシャではわからないことが多いので、♂精子と♀精子のどっちが勝負に有利になっているのかはレース当日しかわからないというわけなんですね。
いやーまさに、生命の神秘でありますな。
勝負は水物。
ニンゲンは生まれる前から戦ってるんですねえ~。
そんじゃバブー。