十石峠(じっこくとうげ)
場所・路 | 群馬県~長野県 (県境) 矢弓沢林道→武州街道 (国道299号) |
分析ルート | 上り始点:群馬県多野郡上野村大字楢原 下り終点:長野県南佐久郡佐久穂町大字高野町 |
距離 | 28.6km (上り10.2km、下り18.3km) |
峠標高 | 1351m ※マップル (1355m ※ルートラボ) (上り始点:636m、下り終点:745m ※ルートラボ) |
平均斜度 | 全体0.4% (上り:8.2%、下り:5.7%) |
最大標高差 | 724m (獲得標高 上り:822m、下り:708m) |
峠の評価 |
【登坂距離の指標】 【平均斜度の指標】 |
傾斜の詳細 | ※クリックで別ウインドに詳細が出ます |
総合評価 | 初心者ススメ度 ★☆☆☆☆ ココロ折れ度 ★★★★★ M気要求度 ★★★★★ 孤独度 ★★★★★ 登頂達成感 ★★★★☆ |
感想 | 上野から長野方面に行くルートとして、R299沿いに十石峠を越えるルート、県道124号沿いのぶどう峠を越えるルートがある。十石峠は、2012年9月16日時点では2012年4月頃にあった落石で封鎖されていた。(事前の調べが足りなかったので、峠の入り口で知る。)迂回路の案内板がある。ちと残念。(だが実は迂回路の方が酷道だったということをこの時はまだしらないwww)
峠の入り口は本当にここで合ってんの?とかなり疑問になる森レベル。大丈夫、佐久穂へはこの道、と看板があるので合っている(笑)街道は狭く、うっそうとした森に続いており、路面はひび割れじめっと濡れ、かろうじて舗装路と言える状態。周囲は薄暗い。峠は上の分析図のとおり、10%を超える急坂が6kmほど続く。入り口の看板には新街道の合流地点まで約7kmとあり、結構長い。斜度から考えるとかなり時間を見ておいた方がいい。ちなみに11%の急坂7kmはとてもじゃないけど直行では上れず、引いたり乗ったりを繰り返しながら徐々に上った。峠の入り口から6km越えた地点でAv9.3km/h、完全登頂(県境)まで約3時間かかった。街道では時々ライダーが通るものの、人通りもかなり少ないため、夕方から上るのはいろんな意味でお勧めしない。 旧街道の入り口から6km程行くと小刻みなアップダウンをしながら上ることになる。何回アップダウンしたか覚えてない。あまりに先が見えないので気持ちは徐々に無気力または開き直り状態になり、すでに急坂で折れてる心は丹念に挽かれ真っ白な粉になる。何回空が開けて頂上だと記念撮影したことかwww一応合流地点までの距離は時々出てくる看板で計算することはできるけど、距離より心の問題だった。上野にはコンビニがなく、補給食も補給しづらいので心の骨折にご注意ください。 この峠はあえて情報を入れないで行ったほうが楽しめる気がする。出発地点の上野は交通事情がかなり不便なうえ峠に囲まれているため、輪行などという甘い選択肢はない。そう、死にたくなければとにかく前に進むしかないのだ。苦労して上った峠を越えると、そこは長野。雄大で美しい景色を程よい坂道を下りながら18kmも楽しめるので苦労する価値はある。飴とムチで弱った自分をびしびし荒療治したい方にはオススメ。 |
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▲峠の入り口に行くための入り口
▲ここがほんとの峠入口
▲旧街道と新街道の合流までの道のりを示す看板
▲ここをいくのです
▲すすんだ距離を教えてくれる看板
▲守られた自然。暗くなったら通りたくない。絶対に。
▲りりしい看板
▲峠の終わりを感じさせる下り(幻想)
▲Av.9.3km/h
▲またでた。
合流地点。奥が上る予定だった新街道
▲スリップ注意
▲もうすぐ頂上を感じさせる上り(夢)
▲峠の頂上
▲展望台からの眺め
▲ヒルクライムからのタワークライム
▲群馬-長野県境
▲臼石(天然記念物) 自然にここがくぼんだらしい。
十石峠を越えて長野に下ると本当に景色がいい。北海道みたい。
なのでそれも含めてやっぱり明るいうちに峠を登って長野に下るのがお勧めです。