終わり、そしてはじまり

  へえー、ネパールは楽しかったんだねえ
_,,..,,,,_
./ ,’ 3  `ヽーっ
l   ⊃ ⌒_つ
`’ー—‐””’
  ネパールは楽しかったんだねえ
_,,..,,,,_
./ ,’ 3  `ヽーっ
l   ⊃ ⌒_つ
`’ー—‐””’
  へえー…
_,,..,,,,_
./ ,’ 3  `ヽーっ
l   ⊃ ⌒_つ
`’ー—‐””’

 

      ぐう。
         * _,,..,,,,_  ・・・。
         .;; ,’ 3;;;; ;;;ヽ;;っ* 
       *  ; ;;; ⊃;;;⌒;つ 
          `’ー—‐””’  

 

       \あ、終わった?/
           _,,..,,,,_  
         .;; ,’ 3;;;; ;;;ヽ;;っ 
          ; ;;; ⊃;;;⌒;つ 
          `’ー—‐””’  ネパールに行ってから早2月弱。
時が流れるのは早い。
東京もさくらが見ごろだ。

そんなある日、1通のハガキがネパールから届いた。


RIMG0019
ポストに1枚の絵ハガキ。
それは、ネパールのナガルコットで知り合った人からの国際郵便だった。
正直ちょっと感動した。
あそこで初めて知り合って、たまたま一緒にあるいて、
Facebookはやってないって言ってたので、住所とメールアドレスを交換して別れた。

もともと手紙を書くのは好きなほうだし、
日記とか話とかを書くのも好きなほう。
でも人から手紙をもらったり、書いたものを読んだりするのはそこまで慣れてない。
そんな自分が札幌を突然離れることになって、
そこで思いがけず、もらった会社の先輩の手紙に感動して
旅先でたまたま知り合っただけなのに、そんな人から海を渡って紙で言葉をもらった。

メールとか、ブログとか、そういうメディアでの伝達が一般的になって
日本人はだんだん文字が書けなくなった。
文字をつづることは単に文字を書いているんじゃなくて、
字の形や、大きさや、一人ひとりの個性が出るその「感じ」みたいなもので、
その場の空気も一緒に連れてきてくれる気がする。

そんな事を思いながら今日もブログを書く。
キーボードを叩きながら、ブログを書く。
活字に変換された自分の言葉が、伝えたいすべて表せなかったとしても
人の数だけその人にしか見えない世界が存在すると思うから。

自分の中に大切にしまっておくのもいい。
でもそれをうまく伝えられれば、いろんな感性や世界観を共有できるのかもしれない。
だから伝えようと思う。拙い言葉でも。

 

返事の手紙を書いた。
どんなものにするかとても迷った。
絵ハガキにしよう。
まず良い紙を買ってきた。
私のカメラにあった彼の写真を選んだ。
何度も何度も、印刷してみた。
一番いいのをえらんで、裏に手紙を書いた。
写真には何も書かずに送ろうと思った。けど、書き加えた。

 
ふと友達のことを思い出した。
だいぶ前にメールをもらっていた古いともだち。
その子にも送ろう。
ネパールに行ってきたよ、と。
彼女もいろいろと大変なようだった。
励ましの言葉は何にしようか。

大人になればなるほど、
仕事をすればするほど、
社会に入れば入るほど、

「やれば何でもできる」なんて言えなくなってくる。
30歳そこそこの若造でも、何となくわかってくる。
でも、だからといってあきらめるのもなんか違う。

やってもできないことは現実にはたくさんある。
でもそれを知った上であえて言ってみる。
言ってみないと始まらない。
だから。

R0012754
気づけば世界はぐっと近い。
If you want, you can do everything.

Episodo 1 : 29歳の冒険
-就職、転職、そしてネパールへ-

 

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この記事を書いた人

千葉・南房総在住/2児のカーチャンやってます。Web関係・カメラ関係のお仕事している在宅ワーカー。ブログは趣味の延長ですが、仕事の備忘録にも使っています)。元ロードバイク乗り(愛車:MBK750RD)

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