私がよく使う自転車チェーン洗浄剤:液体・泡・スプレー・水性洗剤


自転車のチェーン洗浄剤には大きく4タイプ-液体スプレー水性洗剤の4タイプあります。

どれにもメリット・デメリットがあります。どこで作業するか、どれくらいきれいにしたいかによっておすすめ度が違うのでこの記事を参考に自分に合うやり方を見つけてもらえるとうれしいです。久しぶりに走る前にはきちんと洗浄&注油して、自転車にも優しいし脚にもやさしいツーリングをしてくださいね。

チェーン洗浄&注油の流れがわからない方は、こちらの記事が詳しいのでどうぞ。
参考 自転車チェーンのメンテナンスってどこをやればいいの?

目次

【形状別】チェーン洗浄剤-4タイプ

チェーンの汚れ=油汚れなので、基本的に有機溶剤や界面活性剤を使って落とします。有機溶剤の度合いが強ければ強いほど汚れは落ちやすいですが、扱いにくい・高価などのデメリットも出てきます。

使いたい方の用途によって使い分ければいいと思いますので、まずはどんなチェーン洗浄用アイテムがあるかみていきましょう。

有機溶剤系クリーナー

液体の有機溶剤です。専用クリーナーから灯油まで様々ですがここでは上記のような缶に入っていてドボッと出すような液体のクリーナーをイメージしていただければよいです。

メリット

  1. 頑固な汚れも落ちる
  2. 液体につければいいので汚れを落としやすい
  3. 面積が大きくても少ない溶剤で済む

デメリット

  1. 揮発するのでくさい
  2. 換気が必要(火気厳禁)
  3. 量が多いと処理が大変
  4. フレームの塗装を溶かすかも

ドバっと使うタイプの液体クリーナーは基本的にオーバーホールなどで使います。つまりフレームからパーツを取り外した時に使うことが多いです。チェーンもチェーンカッターで切って、外してから洗浄します。

念のため、、、
フレームにチェーンをつけたまま液体クリーナーを直で流しかけるのはNGです(笑)

ただし、あとでも紹介していますが、こんな感じのチェーン洗浄機のなかに専用クリーナーを入れてやる場合はチェーンそのままでもOKできます。もしガッツリ落としたいけど室内じゃあな。。。と思っている方はこれを1つ持っておけば使い勝手が良いです。

液体スプレータイプ

アパート暮らしで一番使いやすいのがこちらのスプレータイプです。液が下に滴らないので、気軽にチェーンに吹きかけて洗浄できます。

ちなみにSUPER JAMBO(スーパージャンボ)はお得でどんどんつかえるのでおすすめです。その他に、BC-9という超速乾性のクリーナーがあり、パーツを傷めにくいのでおすすめです。

具体的なやり方はこちらに書いてありますので参考にどうぞ。
参考 【自転車メンテ】初心者でも簡単!Wako BC-9を使ったチェーン洗浄

メリット

  1. 液垂れしにくい
  2. パーツを外さずに洗浄できる
  3. 準備と片づけが楽

デメリット

  1. 回数の割りに効果
  2. 面積が広いとコストがかかる
  3. 頑固な汚れは取れにくい

チェーンにシューッと吹きかけるだけなので、手軽で出かける前に気になった部分をちょこっとという形でもできます。また一人暮らしの室内でブルーシートをでっかく敷いてできない場合はスプレー式のほうがやりやすいかも。

泡フォームタイプ


数年前に登場した泡タイプのスプレー式クリーナーです。簡単に先程のクリーナーが泡になったと思ってもらえばOKです。ガラスクリーナーとなっていますが、意外とチャリダーの間ではチェーンクリナーとして使われているアイテムです。

泡=そこにとどまる力がUPなので、スプレータイプより頑固な汚れは落としやすいアイテムです。

メリット

  1. 液垂れしない
  2. 臭くない!
  3. 準備と片づけが楽
  4. 汚れに密着して浮かせやすい

デメリット

  1. 泡が消えるのに時間がかかる
  2. 泡に弾力があって扱いづらい

ただ、泡がプルプルすぎてチェーンにつけにくいというデメリットが(笑)まとわせられれば普通のスプレーより落ちが良い気がします。

家庭用洗剤を使う方法


一番エコで汚れを一気にたくさん落としたい場合にオススメなのが家庭用洗剤を使ってやる方法です。液体クリーナーのところでも紹介したチェーン洗浄機があれば、この中に水と家庭用洗剤を入れて使えます。

メリット

  1. 低コスト
  2. パーツを外さずに洗浄できる
  3. チェーンを一気にきれいにできる
  4. 臭くない

デメリット

  1. 水が滴るのでブルーシート必須
  2. 洗浄水が黒くて洗面台・お風呂が真っ黒
  3. 頑固な汚れ、大きな汚れの塊は落ちにくい/li>

低コストにとにかく洗浄したい場合にはもうこれがおすすめです。
ただ、一番のネックは洗浄液を捨てる水場が黒く汚れること。。奥さんに怒られます(笑)

黒くなった洗面台は液体洗剤やメイク落としを使えばきれいにとれますので、取れなくなることはありませんが後片付けが大変ということです。水もしたたりますし(笑)

でもチェーン洗浄機があれば低コストにできること間違いないので持っておいて損はありません。

ちなみに、オススメの洗剤はアリエールなどの洗濯用液体洗剤です。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
参考 チェーン洗浄機の使い方と家庭用中性洗剤の効果比較

 

【目的別】私ならこのクリーナー使うよ!まとめ

チェーン洗浄は状態によってどれが良いか変わってくるので、個人的にこういう時にはこれを使うなーと思っているアイテムをを簡単に紹介します。

頑固な汚れ、乾いた汚れ

例えば、ツーリング行ってなくて久しぶりにメンテする時、汚れが乾いてガチガチになっている時はできれば液体クリーナーを使いたいところです。

もう自転車屋さんに持っていけば一番ベストですが、できない場合はチェーン洗浄機でとりあえずガーッと回してみます。もし液体クリーナーが使いづらい場合はチェーン洗浄機に洗濯用液体洗剤をいれて回します。

よごれは完全にすべてが油というわけじゃないので、洗剤と汚れを何度かなじませればきれいに取れてくるかなーと思います。そのあと、スプレークリーナーを使ってこまこま汚れを取ってみます。

なので、実際にはこんな順番でやります。

  1. チェーン洗浄機で中性洗剤
  2. 水気をとって、少しスプレークリーナーを多めになじませて取ってみる。
  3. ダメならパーツ分解して液体クリーナー

様子によって①と②は入れ替わります。

とにかくめんどい時


めんどい時のチェーンクリーニングはスプレー一択です(笑)

仕事あって遅くなったけど、明日のツーリングのために軽く掃除しとこーって時はシュッシュッシューーッと一発ですね。なんでこんな順番です。

  1. チェーンの連結部に1つずつスプレークリーナーを吹きかけて汚れを取る。
  2. 1周やってみて汚れをチェック
  3. 気になったらそこだけ重点的にスプレーしてとる

早く出たい、早く寝たいとかでなければ泡スプレーの方が汚れが綺麗に落ちるのでオススメです。(急いでる時はオススメしないかもw)

ある程度腰を据えて洗う時

今日は綺麗にするかーって時はチェーン洗浄機でやります。うちは後処理が面倒なので、水道に捨てられる中性洗剤でやってますが、より汚れが取れるのは液体洗浄クリーナーです。

  1. チャリをスタンドに立ててブルーシート敷く
  2. チェーン洗浄機でガラガラ洗う
  3. ペーパーかタオルで水気を拭き取って、汚れが残ってたら水と洗剤を変えて2〜3回やる。
  4. どうしても取れなかったらそこだけ後で重点的にスプレーでとる

ちなみに、チェーン掃除すると黒い粘土みたいなオイルゴミが結構落ちて、それを気付かずに踏んだまま家の中を歩くと黒い点々がつきまくって家族からヒンシュクを買いますので注意です(笑)

手の汚れ、足の汚れはメイク落としが便利なのでオススメです。余談ですがツーリング中もチェーン外れ後の真っ黒な手に有効です。ゴミが面倒ですけど・・・。

チェーン洗浄グッズと私なりのまとめ

いかがでしたか?

一口に汚れと言っても、汚れのつき方やクリーニングする環境によってもベストなやり方が変わってくるので、参考になれば幸いです。

最後に一番大事なことを。

洗浄後は注油を忘れずに!!

忘れるとすぐ錆びるので、すぐ注油しましょう。

水を使った場合は、WAKO’Sの水置換チェーンルブかホルメンコールのオイルがオススメです。水馴染みがないと水と油ではじいて奥が錆びるのでご注意です。

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この記事を書いた人

千葉・南房総在住/2児のカーチャンやってます。Web関係・カメラ関係のお仕事している在宅ワーカー。ブログは趣味の延長ですが、仕事の備忘録にも使っています)。元ロードバイク乗り(愛車:MBK750RD)

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